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コミュニケーションに大切な、英語の【magic words】使えていますか?
昨日開催した、子ども英語クラスの【英語でドミノ倒し大会】。
2時間があっという間で、もっと時間が欲しかった!と感じる楽しいイベントになりました。^^
ドミノ倒しって、黙って黙々と作業を進めていくイメージがありませんか?
実際、私がドミノ倒しをするときってしゃべりません。
でも、ドミノ倒しを英語のイベントにしようとしたとき、黙々と作業をするのではその目的が達成できないことは明らかでした。
そこで、とにかく何をするにも、
✔質問に答えたらドミノがもらえる
✔ほしい色とほしい数が言えたらその通りのドミノがもらえる
…など、「英語を声に出す」ことをルールにして、今回のイベントプランを立てました。
グループで競ったり個人で作品を作り上げたり…と時間を細切れに、いろんな角度からドミノに挑戦した子どもたち。
その中で、何度も何度も子どもたちが口にすることになった言葉がありました。
それは、
please
です。
中学校英語では、「(どうか)~ください。」とか「どうぞ」という意味で学ぶ、英語が苦手な人にも比較的身近でよく知られた言葉ですよね。
でも、この言葉がどれほど大切な言葉であるかということを学校で学んだ人は少ないかもしれません。
この please という言葉、英語圏では “magic words” (マジックワード)と呼ばれ、子どもたちが小さなうちから家庭でも学校でも繰り返しその大切さを教えられているんだそうです。
例えば、お水が飲みたいときに は、
“Mom, water!”(ママ、お水~!)
ではなくて、
“Mom! Water, please.” とか
“Can I have some water, please?” (ママ、お水ちょうだい。)
と言えるようにする。
たった一言ですが、please をつけるかつけないかでその印象は違ったものになり得ます。
昨日イベントに来てくれていたアメリカ人講師は、長年、アメリカの公立幼稚園の先生をしていました。
その彼女も、はやり園の子どもたちには please を含めた magic words が自然と使えるよう促すことを意識していたんだそうです。
文法的に正しい英文が言えるようになることは素晴らしいことです。
英語らしいイントネーションやリズムで話せることは理想かもしれません。
でも、それと同じ、あるいは、それ以上に大切なのは、「他者との良好な関係」を築くためのツールとしての英語力を身につけることではないかと考えます。
相手があってこその言語です。
だから、母語である日本語を含め、子どもたちが言語を身につけていく上で周りの大人たちが念頭に置いておくべきことのひとつは、
相手を思いやった言葉を育てること
温かい心のこもった言葉を育てること
なのではないでしょうか。
言い換えると、「言語の習得」とは「心が育っていく過程」でもあり、単なる知識の習得ではないといえるのではないでしょうか。
リトルビッグスター【子ども英語クラス】は、思いやりのある言葉、心のこもった言葉が使える、人間力を育む英語教室でありたいと思っています。
な〜んて、いつになく真面目なブログを書いてしまいました。
が、
とっても大切なことだから。
たまには、こういうのもいい…よね?
そして、私がこれまで子どもたちと接してきた中で感じた、
「なんでそんな言葉連発するの!?」
「それ言うのやめて!」
な英語フレーズについては、また次の機会にでも書いてみようと思います。
これ、無意識に使ってる人が大人でもけっこういらっしゃるかも〜?